離婚しましたが、新しい恋が始まりました
高山は光宗に歓迎会を開きたいと話しかけたりして頑張っていたのだが、それは実現しなかった。
彼に忙しいからと断られてしまったらしい。独身の看護師たちは残念がっていた。
「顔が鉄のナースになってるよ」
「わかってる。でも、光宗先生を担当してもらったのは……勉強になると思ったし」
「うん?」
一段と声を落としてから、紬希は有梨に打ち明けた。
「あの人が結衣の結婚相手の候補になりそうだから、私はチョッと避けたかったの」
「結衣って、義妹の?まだお子さまじゃない」
「ごめん、私情を挟んじゃって」
有梨は呆れた顔をしている。それは紬希にではなく、義母にだろう。
「……義母が早く結婚させたいんだって」
「でも、あのレベルを候補?何人候補がいるの?信じられない」
「だから、困ってるの。ただでさえ離婚した事を悪く言われるのに、同じ病院で働くなって文句言われたくないし」
「それじゃあ、避けても仕方ないか」