離婚しましたが、新しい恋が始まりました
「え?」
「先生って呼ばれてキスしてると、悪いことをしてる気分になるんだ」
「あの……」
「名前を呼んでくれ」
「と、磐さん?」
「紬希……」
またキスが深くなる。そのまま縺れるように、奥へ入った。
「これ以上は……無理強いしないから」
何度目かのキスの後、磐が言った。紬希はとろんとした顔のまま彼を見つめている。
「これ以上……?あっ!」
やっとその意味に気がついたのか、紬希がサッと顔を赤らめた。
「可愛いな、その反応」
嬉しそうに、磐が抱きしめた。
「恥ずかしい」
一度は夫と暮らしていたのだから、いちいちそんな反応を見せるのは可笑しいだろうか。
紬希は自信なさげに熱を持った頬に手を当てて俯いた。