(BL)超ドMすぎる野郎を思い切りギリギリ焦らしてやる私(究極ドS先生に無茶苦茶にされたくてしょうがない俺)
【1(M)2】


多分、俺のこと、先生は呆れちゃってるだろうな。
もし、担当をチェンジなんて言われたらどうしよう。

離れたくない

先生の側に居させてほしい。
でも、俺がどんだけ願っても、先生が切るって言えば
もう・・終わり。

「っ」

そんなの嫌だっ、

とにかくここから出たら、ちゃんと表の顔で仕事をしよう。
先生に認めてもらえるよう振る舞おう。
そして、さっきの素行を謝ろう。

パタンッ

あ、女の人と男の人が増えてる。
個々に机に座っている。ってことはやっぱり、アシスタントの人達だな。


まずは最初に自己紹介しなきゃ、


その後は、仕事の話を纏めて・・


お願いをして・・


そして
最後は


『ちょっとお話が。』


先生への謝罪。



てっきり、その場で軽く済まされると思ってた。
でも、
先生は隣の貸し部屋へと場を移された。


そこは
部屋は灯りを点けるまで真っ暗で・・
!――というコトはっ、
こ、ここには誰も居ないって‥事、
つーコトはっ、こ、ここには、先生と俺の2人きりっ?!!ってコトっ??!!

えっ//、ちょっ、そんなこのシチュエーションはっ、マズいって!
ちゃんと表の顔で、ちゃんと誤らなきゃダメなのにっ、
俺・・もう・・

ああ、でも謝罪だけはしないとっ、
そう思って絞り出した声。

それが限界。

少し呼吸を整えないと無理

そんな中で聞こえてきた先生から悔いるような文言。

「え」
ち、
違う、そんな風に俺は思ってない、

俺はっ、


気付いたら、

感情が爆発してしまってた。


止められなかったっ、


おまけに


カミングアウトまでしてしまう始末っ、



退かれた退かれた、絶対に
グイッ
「え」
髪を引かれ・・た?


はぁ。


最高だ。



なのに、その手はすぐに離されてしまう
『な、んで』
心の声が出てしまう。

お願い、やめないでほしい
『なんでもしますから』

『ダメだね。』
蔑んだ目で、そんな意地悪な言葉が降って来た。

熱い
・・熱い

こんな状態にさせて置いて、なんで、
なんで
1人で
俺を残して
出て行ってしまうの先生。

この後、俺が一人で何をするかわかってるくせに。

ホント
意地悪過ぎて


大好き・・。
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