お館様の番選び
僕たち一族に番が見つかった場合、長い蜜月に入る者の穴を埋めるため、世界中にいる一族に知らせが入ることになっている。
それは次期当主である自分の耳にも入るはずで…でも陽のことは何ひとつ聞いてなかった。
「…仕方がなかったんだ。繭は人間で、僕達にとっての番という存在を理解出来なかったんだから…。」
陽は寂しそうに笑うと繭さんとの出会いをポツリポツリと話始めた。
陽の番選びも僕と同じくらいの歳に始まったらしい。
僕はあかりが自分の番だと気付いたから番選びには興味がなかったけど、陽は番を積極的に探していて、一族の所有する病院内の検査室にまで顔を出して番を探してたそうだ。
その病院に繭さんは不妊治療に通っていて、病院に提供した繭さんの卵子を見つけて彼女が陽の番だということが分かった。
陽の側近たちにより繭さんのことが調べられ、全てお館様と陽に報告が上がった。
繭さんは高校の同級生と卒業後結婚したが、5年たっても子どもに恵まれず夫婦で不妊治療を受ける為に通院中。
夫婦の仲は良く、体外受精に成功し、近いうちに繭さんのお腹に戻す段階まできているとのことだった。
それは次期当主である自分の耳にも入るはずで…でも陽のことは何ひとつ聞いてなかった。
「…仕方がなかったんだ。繭は人間で、僕達にとっての番という存在を理解出来なかったんだから…。」
陽は寂しそうに笑うと繭さんとの出会いをポツリポツリと話始めた。
陽の番選びも僕と同じくらいの歳に始まったらしい。
僕はあかりが自分の番だと気付いたから番選びには興味がなかったけど、陽は番を積極的に探していて、一族の所有する病院内の検査室にまで顔を出して番を探してたそうだ。
その病院に繭さんは不妊治療に通っていて、病院に提供した繭さんの卵子を見つけて彼女が陽の番だということが分かった。
陽の側近たちにより繭さんのことが調べられ、全てお館様と陽に報告が上がった。
繭さんは高校の同級生と卒業後結婚したが、5年たっても子どもに恵まれず夫婦で不妊治療を受ける為に通院中。
夫婦の仲は良く、体外受精に成功し、近いうちに繭さんのお腹に戻す段階まできているとのことだった。