お館様の番選び
「あー。さっぱりしたー。」

朔様ご家族との夕食の後、あとはご家族でと朧を残し、わたしはゲストルームに1人先に戻って、お風呂を済ませた。

報告書を纏めていると廊下の方が騒がしい。

ドアを開けると朧を抱えている朔様の姿があった。

「わっ、朧?」

慌てて駆け寄ると朔様が笑った。

「朧。間違えて僕の飲んでたお酒飲んじゃってね…このとおりなんだ。」

朧のために用意された布団に朧を寝かせ、そっと部屋を出る。

「朔様。すみません。ありがとうございました。」

わたしはぺこりとお辞儀をした。

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