お館様の番選び
「えっ?じゃあ、生まれてくる子供って…?」

「いや、それはまだ分からないんだ。繭さんと旦那の子供かも知れないし……陽の子供かも知れない…」

「そんなっ??繭さんは陽様の番様だったんでしょ?だったら…」

「いや、彼女は人間だ。僕達みたいに番に縛られていない。彼女が今ここにいるのも彼女の意思じゃないんだ。陽が嫌がる彼女を無理矢理拐ってきたらしい。」

「でも、いくら陽様がお館様の一族の力を使ったとしてもまだ子供だよ。朧なら分かるでしょ?」

「…それについては共犯がいるんだ。コイツだよ。」

そう言って明叔父さんは携帯を振った。

「陽様の側近で俺たちの同族…。」

さっき明叔父さんと携帯で話してた人が共犯だったなんて…

「あいつもまさかこんなことになるとは思ってなかったそうだ。」

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