この空の彼方にキミを想う〜向日葵のような笑顔〜
すると、急に睡魔が襲ってきてた。暑さのせいか、頭も痛い。もういっそのことこのまま午後の授業はサボってしまおう。
そして、私は瞼を閉じると深い眠りについていた。
夢を見た。
男の子が砂浜がに立ち、海を見つめている。
私がその子に向かって名前を呼ぶ。
男の子は振り返り、笑顔で私に笑いかけた。
顔は靄がかかっていてよく見えない。
けれど、確かに笑いかけてくれているのが不思議とわかった。
私が男の子の方えと駆け寄っていく。
でも次の瞬間、男の子が霧の中にパッときえてしまった。
「 っ...... 」
目が覚めたのだろうか。青い海と白い砂浜なんてどこにもない。
随分と寝てしまった。時計はもう5時半を刺している。
顔に手を伸ばすと少し湿っていた。そこで初めて、自分が泣いていることがわかった。
理由なんてわからない。でも、何故か泣いていた。