お見合いマリアージュ~敏腕弁護士との仮初めの夫婦生活、彼の愛は予想外でした~


「久保君…久しぶりね」

「皆お前のコトを心配したんだぞ。婚約者の後を追って自殺したんじゃないかと思った。こんなトコで会うなんて…そうだ…ボスが脳溢血で倒れたんだ。お前もボスに可愛がってもらっていただろ?」

「設楽さんが…」

「だから、俺も急遽ニューヨークから帰国した」

こんな場所で元同僚の弁護士と再会を果たすなんて、しかし、弁護士資格を持っているのに空港の清掃員とは勿体ない。
何か事情がありそうだな…

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