お見合いマリアージュ~敏腕弁護士との仮初めの夫婦生活、彼の愛は予想外でした~
「大体…お前が悪いんだ。ワインボトル一人で全部飲むから」

「だって、私に飲めと言ったのは貴方ですよ」

「その言葉を真に受けて飲むやつがあるかよ。おかげで俺は酔いつぶれて眠ったお前をベットに運ぶ羽目になった」

「あ…」

私、酔いつぶれしまったのか。

「で、その後、何かしました?」

「何だ?自覚あるのか?」

「えっ!?それって…犯罪じゃないですか。弁護士が罪を犯してどうするんですか!?」


「何もしてない。与奈お前相手に俺が過ちを犯すとでも思うか?」

「瓜生さんが紛らわしい言い方するから、誤解したんです」

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