好きです。
「ごめんっ」

すずは笑って
「ふふっ、しおりん今日ぼーっとしてるよ?」

かっ、かわいいっ!

「あ、ごめんねー」


その後も階段を登って、4階まで来た。

…ぶっちゃけ3年の中は居づらいけど。

「しおりん、こっち」

「うん」

3−2の前まで来た。

すずが近くの先輩に声をかけ、“先輩”とやらを呼ぶ。


その間も私はさっきの人を探す。
けど、いない。

そりゃそうか…

そんなことを考えてたら
“先輩”と話し終わったすずが帰ってきた。「…おつかれさま。」

「ヤバい私今日死ねる」

どうやらいいことがあったみたい。

「何話したの?」

「じ、つ、は、LINE !交換しちゃった!」

「えっっ!!すごいじゃん!!」

「へへー!」

すずの顔はもうデレデレだ。

友達が幸せそうで良かった。

そして、すずの惚気を聞きながらクラスに戻った。

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