溺愛もふもふ甘恋同居〜記憶喪失な彼のナイショゴト〜
 そればかりか、熱く(たぎ)った肉棒で無防備な入り口付近をこすられた日和美(ひなみ)は、信武(しのぶ)の指で散々いたぶられてツンと()ち上がったままだった肉芽を信武のモノで擦り上げられて、言葉半ば。

 ビクッと身体を跳ねさせて嬌声を上げた。


***


 日和美の反応を見ながらそれを二度、三度繰り返して日和美を散々(あえ)がせてから、信武は硬く反り返った屹立(きつりつ)に手を添えると、角度を変えて先端を日和美の蜜口に当てがう。

 そうしておいて、日和美の意識がそこへ向かわないようスリスリと指の腹で陰核を優しくこすりながら、日和美の身体から力が抜けるタイミングを見計らってグッと隘路(あいろ)をこじ開けた。

「はぁぁんっ、――や、ぁぁぁっ、……しの、ぶさっ、痛ぃっ」

 あえてくびれの辺りまで一気に侵入させたからだろう。
 熱に浮かされたみたいに快感を享受していた日和美が、腰を進めた瞬間、ギューッと目をつぶって「痛い」と(わめ)いて身体を強張らた。

 慣れない異物を無理矢理受け入れさせられた膣口(いりぐち)を守りたいみたいに、日和美が信武の胸元へ手を伸ばして目一杯突っ張ってくるから。

 信武は分身にあてがっていた手を離すと、日和美の耳殻(じかく)を優しくたどるようにスリスリと撫でた。

「日和美……」

 そうしながら「ごめん」とも「許せ」とも「我慢しろ」とも言わないで、日和美を見下ろしてただただ名前を優しく呼んだら、日和美がギューッとつぶっていた目を恐る恐る開けてそんな信武を見上げてきた。

「し、の……ぶ?」

「ああ、《《俺》》だ」

 今、日和美の体内(なか)へ入ろうとしているのは他でもない。 信武(オレ)自身なのだと言い聞かせるみたいにうなずいて見せたら、日和美がゆっくりと身体から力を抜いてくれて。

 代わりに信武の胸元へついていた手をおずおずと信武の頬へ伸ばしてから、
「……もう全部……入っ……た?」
 確認するみたいにそう問いかけてきた。
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