本気の恋を、教えてやるよ。
ちゃんと改めて言うけど、と何でもないことのように呟いた楽斗。
だけど、その言葉が私たちの未来を確証してくれているようで、嬉しくて、視界が滲む。
「茉莉、絶対にアンタのこと幸せにするから」
だから俺の傍に居て。──そんな言葉と共に重ねられた唇は、穏やかで、暖かくて。
私も楽斗を必ず幸せにしよう。
そう決意しながら、私はゆっくりと目を閉じた。
大好きだよ、楽斗。
END
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