角砂糖より甘い先輩の溺愛は、今日も止まらない。
「紗倉さんの方がきっと、先輩のこと好きなんだと思う。けど……でも私も……先輩のこと好きです。どうしようもないくらい好き……なんです」
はじめての恋。
大切にしたいと思った。
でも、先輩に嘘をついてしまった分。
「告白するつもりは、ありません……ただ、もう少しだけ先輩のことを好きでいさせてくれませんか?」
ひっそりと思い続けるだけでいい。
遠くから眺めるだけでいい。
もう少しだけ大切にしたい、この思い。
「それ、彼女である私が許してあげると思う?」
許してくれるとは……
「ううん、思わない。でも……諦められないから……」
紗倉さんが許してくれなくても、私はこの思いを大切にする。大切にしたいの。
誰になんと言われようとも。
「楠木さんって可愛いふりして案外頑固なんだね。でも、いーよ。そっちがその気なら私にだって考えがあるんだから」
優しかった表情が一変して、少し怖さを感じた。
スマホを取り出すと、ピピピッと何かを打ち込んで。