もう一度、その声が聞きたかった【完結】
その夜、両親に話をする。
妊娠したこと、赤ちゃんを産みたいこと、
そして、、、父親はいないこと。

「お父さん、お母さん、ごめんなさい!
でもどうしても産みたいの!
どうか力を貸してください、、、!」

初めて両親に土下座する。

父は怒りで拳をにぎる。
母は私の頬を叩いた。初めて母の涙を見た。

『子供を産んで育てるのは、
簡単な事じゃないのよ!
何があってもその子を守らないといけないのよ!ましてや1人でなんて。
さくらは自分のやりたい事を諦めて、
後悔しない覚悟はあるの?』

「私は今、1番この子に会いたいの!
それ以上にやりたい事なんてないよ!」





『考える時間をちょうだい、、、』

両親は私と目を合わすことはなかった。
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