もう一度、その声が聞きたかった【完結】
夏休み明け
私は大学に退学届を出した。

そして玲奈に会い話をした。

「玲奈、私大学辞めるの。
さっき退学届出してきた。」

『えっ…急にどうしたの?』

「他にやりたい事があって…」

『…』

「あと、圭介とは別れたの。」

『そうなんだ…そっか…』


玲奈は私に悲しそうな笑顔を向ける。



『さくらはさ、私に何も話してくれないよね…。友達だと思ってたのは私だけだったのかなぁ…?』


「玲奈は私の唯一の友達だよ!
私、ずっと人付き合いで苦手で…。
だから自分のこと話すのも…。』


『とりあえず今は何も聞かない。
さくらが話せると思ったら
また連絡して、待ってるから…』


「ごめんね…玲奈ありがとう。
落ち着いたらまた連絡するね。」


(出産を終えて、圭介の事も吹っ切れたら
必ず連絡するから…)

私は心の中でつぶやいた。
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