もう一度、その声が聞きたかった【完結】
『さくら、目開けて…』

さっき彼を少しでも可愛いと
思ってしまった自分に言ってやりたい。

彼はかなり意地悪だと…。

私はゆっくり目を開けた。

彼の顔がすごく近くにあり
そのままキスされる。

彼の唇は耳に移動して…甘い言葉を囁く。

『頑張ったご褒美ちょうだい』

私の鼓動が早くなり
今にもドキドキと音が聞こえそうだ。

彼は涼しい顔をして私を抱き上げ
ベッドまで連れて行く。

ベッドに私をそっと下ろすと彼が微笑む。

『ドキドキしてくれた?』

「私、本当は勇人の事よく知らないのかも。
これが本当のあなたなの…?」

『本当の俺は、彼女が可愛すぎて大好きで
他の男に嫉妬して、いじめて楽しんじゃうような意地悪な男なんだよ…。』

「そうなんだ…。
じゃぁ、もっと勇人のこと教えて…。」

私は彼の首に手を回した。

『あぁ、よろこんで。
俺もさくらの色んな顔が見たい。
俺だけに見せてよ…。』

彼の唇が私の唇に重なると
パジャマとブラを剥ぎ取り
ベッドに押し倒された。
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