ゆるふわな君の好きなひと
「青葉ー、一緒にやろー」
にこにこしながら勝手に机の横に椅子をセットすると、青葉がしょうがないなーという顔でおれの分のスペースを空けてくれる。
おれに机を半分貸してくれた青葉は、筆箱からシャーペンを取り出すと、課題のプリントをやり始めた。
周りのクラスメートたちは、課題そっちのけでしゃべったり、スマホを触ったりしてるのに、真面目に自習してる青葉に感心する。
机に肘をついて青葉の真剣な横顔をぼんやり眺めていたら、彼女が横目におれを見てきた。
「由利くん、やらないの?」
「んー。あとで青葉が教えて」
にこっと笑いかけたら、青葉が呆れ顔でおれを見てくる。