幼なじみが愛をささやくようになるまで〜横取りなんてさせてたまるか〜
駅に着くと改札のそばに楓ちゃんが立っているのが見えた。
楓ちゃんは一人暮らしだからこの駅にいることはないはずなのに、と考えていたら改札を出る私と町屋さんの元へ近寄ってきた。
「ひまり、何度も連絡したのになぜ出ない?」
「え? あ、ごめんなさい」
楓ちゃんが怒っているのを肌で感じる。こんなに怒っているのを今まで見たことがない。
「ひまりちゃんのお兄さん?」
町屋さんは私が叱られているのを見てそう思ったようで、小さな声で尋ねてきた。しかしその声が楓ちゃんの耳に届いており「違います!」と答えていた。
その様子に驚いていたが町屋さんは名刺を取り出すと楓ちゃんに差し出した。
「ひまりちゃんと仲良くさせていただいております町屋恭平と申します」
楓ちゃんは名刺を見て品定めするように見ていたが、自分も名刺を取り出し差し出していた。
「ひまりの幼なじみの原野楓太です。今日はお世話になりました。さ、帰るぞ」
そういうと私の背中を押し、歩かせた。
強引な楓ちゃんに逆らおうとするが見たことのない楓ちゃんの様子に逆らえず、後ろを振り返りながら町屋さんに声をかけた。
「町屋さんご馳走様でした。ありがとうございました。また連絡します」
それだけ言うと私の背中を押す手が強くなり強引に前へと足を進められた。
恐る恐る楓ちゃんの顔を見上げるがその顔は険しく、私の顔を見ようとしていない。視線を前に向けたまま私の背中を押している。
私は訳がわからず、ただ押されるがままに家へと歩みを進めた。
駅から離れ、しばらく歩いたところでようやく楓ちゃんの私の背中を押す手が緩んだ。
すると何を思ったか私の手を掴み、小さな頃から遊んでいた公園の中へ歩き始めた。
私は手を引かれるまま公園の中へ入って行った。
楓ちゃんは一人暮らしだからこの駅にいることはないはずなのに、と考えていたら改札を出る私と町屋さんの元へ近寄ってきた。
「ひまり、何度も連絡したのになぜ出ない?」
「え? あ、ごめんなさい」
楓ちゃんが怒っているのを肌で感じる。こんなに怒っているのを今まで見たことがない。
「ひまりちゃんのお兄さん?」
町屋さんは私が叱られているのを見てそう思ったようで、小さな声で尋ねてきた。しかしその声が楓ちゃんの耳に届いており「違います!」と答えていた。
その様子に驚いていたが町屋さんは名刺を取り出すと楓ちゃんに差し出した。
「ひまりちゃんと仲良くさせていただいております町屋恭平と申します」
楓ちゃんは名刺を見て品定めするように見ていたが、自分も名刺を取り出し差し出していた。
「ひまりの幼なじみの原野楓太です。今日はお世話になりました。さ、帰るぞ」
そういうと私の背中を押し、歩かせた。
強引な楓ちゃんに逆らおうとするが見たことのない楓ちゃんの様子に逆らえず、後ろを振り返りながら町屋さんに声をかけた。
「町屋さんご馳走様でした。ありがとうございました。また連絡します」
それだけ言うと私の背中を押す手が強くなり強引に前へと足を進められた。
恐る恐る楓ちゃんの顔を見上げるがその顔は険しく、私の顔を見ようとしていない。視線を前に向けたまま私の背中を押している。
私は訳がわからず、ただ押されるがままに家へと歩みを進めた。
駅から離れ、しばらく歩いたところでようやく楓ちゃんの私の背中を押す手が緩んだ。
すると何を思ったか私の手を掴み、小さな頃から遊んでいた公園の中へ歩き始めた。
私は手を引かれるまま公園の中へ入って行った。