私、夢を叶えますっ!

「大丈夫ですよ、メイクもそんなに目立たないしっ。」

と言ってくれる天使サン。


「あっでも、チョット待って・・・」

と言ってニコっと笑った天使サン。

(あぁ、ホントに天使のワッカが見えてきたょ・・・)


そんな妄想中の私を脇に、天使サンは自分のバッグから何か取り出した。


それから、

「少し目を閉じててくださいねっ。」

と、言った天使サン。

言われるままに、目を閉じる私。

ビクッ

目の周りに触れられる感触に驚いた私。

「少しじっとしててくださいねっ。」


そう言われたので、石のように固まった私。


「はいっ、終わり。」

天使サンがそう言ったので、目を開けると

目の前には天使サンが持っていてくれてる鏡が

私に向けられていた。


「あっ、パンダじゃないっ・・・

あ、ありがとぅございましたっ!」

天使サンが直してくれたんだって、気づいてすぐ御礼を言った。

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