私、夢を叶えますっ!
「良かったぁ。笑顔が見れてっ!
あなたを見かけた時は、いつも哀しそうな顔してらしたから・・・
でもっ、ホント良かったっ!」
そう言って笑ってくれた天使サン。
(赤の他人の私に、こんなに親切にしてくれるなんて、
あなたは、なんて心優しいんでしょう!!!)
感動に浸っていた私に、天使サンは
「ねぇ、いい所に連れて行ってあげるよぉ。
一緒に来てっ!」
そう言って、私の腕を引っ張った。
「あっ」
びっくりしたけど
(私、天使サンになら誘拐されてもいいっ!)
なんて、思いながら着いていった。