私、夢を叶えますっ!
そこから、駐車場の反対側まで連れてかれた私。
「あそこに、黒いバン停まってるでしょっ。
あの中に、ZENいるよ。」
と天使サン。
「はっ?」
(今なんとおっしゃいましたっ?)
「あなた、圭に会いたいんでしょっ。
あそこのバンに乗ってるよ。行ってごらんっ!」
そう言って、私の背中をポンって押した天使サン。
(嘘でしょっ!)
と疑いながらも、バンに近づいていく私。
バンのドアの隣まできて、中を覗く私。
「けっ・・け・・・ぃ」
(圭、本物の圭が・・・目の前にいるっ!)