双子の兄弟が異常なくらいに溺愛してきます
「おはよ…」

「ちょ、どしたの?顔色すんごいけど…」

「じ、実は……」

帆奈に、昨日言われたことを話した。

「そっか…………」

目に涙をためながら、そう言う帆奈。

「ごめん…」

「那柚があやまることじゃないよ!」

それでも、泣かせてしまったのは私だから。 

「ちなみにさ、いつまでここにいるの?」

「多分今月までくらい…」

「そ、そう…」

今は9月の半ば。10月にはもうお別れになる。

『キーンコーンカーンコーン』

「あ、授業だ……那柚、大丈夫そう?」

「ちょっと無理そう……保健室行ってくるね…」

「わかった。先生には話しておくよ」

「ごめん…………」

「全然大丈夫だって!あ、急ぎめがいいよ?」

「そうだね……それじゃあ……授業頑張って!」

そう言って、教室を出る。

「うっ…………」

どうやら自分で思っていた以上に、体調が悪かったようだ。

「茉ノさん、大丈夫?」

ちょうど保健室の先生と通りかかった。
< 6 / 9 >

この作品をシェア

pagetop