唯くん、大丈夫?
「はー、腹いてぇ。コピーでいいよね?俺も復習に使うからさ。」
「えっ、あ、うん……あ、待って私が行くよ!」
「いーよいーよ、飲みもん買うついでだから。ちょっと待っててー」
そう言うや否や長嶺君は小走りで教室を出て行ってしまった。
私はへなっとイスにうなだれて、自分のノートの情けない文字たちを見る。
私、大丈夫?
ノートもまともに取れずに、隣のチャラ男に見せてもらうなんて。
初日からこんなんで、本当に夏を越せる?
こんな調子で明応大なんて、本当に行けるの?
緊張疲れと勉強疲れと長嶺疲れで
体がどっと重くなる。
どうして疲れると、心まで弱ってしまうんだろう。
「えっ、あ、うん……あ、待って私が行くよ!」
「いーよいーよ、飲みもん買うついでだから。ちょっと待っててー」
そう言うや否や長嶺君は小走りで教室を出て行ってしまった。
私はへなっとイスにうなだれて、自分のノートの情けない文字たちを見る。
私、大丈夫?
ノートもまともに取れずに、隣のチャラ男に見せてもらうなんて。
初日からこんなんで、本当に夏を越せる?
こんな調子で明応大なんて、本当に行けるの?
緊張疲れと勉強疲れと長嶺疲れで
体がどっと重くなる。
どうして疲れると、心まで弱ってしまうんだろう。