唯くん、大丈夫?
「へー。メイド服似合うじゃん。」


みねくんが私のカチューシャのヒラヒラを触って言う。


「ほんと?やった。もっと褒めてー!」

「優花ちゃんきゃんわいー!おぱーいが強調されてて最高!ねー触っていい?」

そう言って両手をかざすみねくんの足を潰すべく、私はズダン!と足を思いきりおろす。

それを「っぶね!!」とみねくんが飛び跳ねてよけた。


「なんだよ!褒めてんじゃん!」

「ゲス!みねくんのゲス!」

「はっはー今に始まったことじゃありませーん」


どこにいてもみねくんはみねくんだ。


「つーか優花、ひとり?お友達いないの?」


みねくんがキョロキョロ周りを見る。


「今みんな忙しくってさぁ。みねくんに生の唯くん見てもらいたいんだけどなぁ。」

「あー優花の妄想束縛彼氏ね」

「妄想じゃないし束縛でもない!」

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