唯くん、大丈夫?
『唯は生きてるんだよ』

















「…だから、あなたの言葉は重たいんだってば。」



私はそう呟いて、病室の前を離れた。












病院の外に出ると、バッグの中のスマホが振動した。




メッセージ通知。



『19時から稲大の体育館で4年だけでやるよー。来る?』


つーか来いやっ!という煽りスタンプが添えられている。




…19時か。

実家でご飯食べてからでも行けるな。

美琴が寝てる間、気が気じゃなくてずっと力んでたから、ちょうど体動かしたかったんだよね。



私はウサギが目を輝かせて「行きます!」と言ってるスタンプを送信した。





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