敏腕パイロットのドSな溺愛~離婚するはずが、エリート副操縦士は最愛妻を甘く包んで離さない~
「もしかして、ここに泊まるんですか?」

まさかの展開に、ドキドキしながら問いかけた。

「ああ。明日は土曜日だし、おまえも休みだろ」

しかも連れていかれたのは豪華なスイートルームで、私は部屋の真ん中で立ち尽くしてしまう。

「すごい……」

どこを見渡してもまるで別世界のようだ。

「たまにはいいだろ」

大地さんは平然とリビングのソファに腰を下ろし、早速ルームサービスをオーダーした。

ワインと料理が届き、おなかも満たされると、彼はバッグから小さな紙袋を取り出す。ジュエリーの本場と言われているフランス、パリの超老舗ジュエリーブランドのものだった。

「ヴァンドーム広場で買ってきた」

高級そうなリングケースをふたつ差し出される。

ひとつは正方形、もうひとつは長方形だ。

「ふたつ?」

「こっちはダイヤの指輪で、こっちは結婚指輪だ」

彼がケースを開けた瞬間、思わず息を呑んだ。

一粒ダイヤの大きさは言うまでもなく、その輝きと透明度が格別で、肉眼でも品質の高さが窺える。

結婚指輪はシンプルなデザインのプラチナリングだった。

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