敏腕パイロットのドSな溺愛~離婚するはずが、エリート副操縦士は最愛妻を甘く包んで離さない~
この瞬間が永遠に続いてほしい。そう願わずにはいられなかった。

誓いのキスは何度もした。

唇が離れるのが寂しくて、もっとと乞う私に、彼は望みのままに与えてくれる。

強欲な私に、きっと神さまは呆れただろう。

もう彼との離婚なんて考えられない。

この先もずっと彼のそばで生きていきたい。

相反する感情にたくさん悩んで、悩んで、自分でもどうしたいのかわからなくなっていた。

でも結局は大地さんを好きな気持ちが飛行機恐怖症をも凌駕したのだ。

「大地さん、私はものすごく愛が重い女です。それでもいいですか?」

「今さらだ」

事もなげに、彼は私のすべてを受け止めてくれる。

約束の百回のキスは夜を待たずに達成しそうだ。

私の中に、大地さんへの愛以上のものはない。


その夜、私はハワイのスイートルームで彼に愛し尽くされた。

乱れたベッドの上に横たわったまま、火照りすぎた体を鎮める。

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