オフィスラブは突然に〜鬼部長は溺愛中〜
誉は、柚を送り響のマンションに戻って来た。エントランスでオートロックを解錠しようとした時だった。
「誉さん」と女性に呼ばれた。
「えっ?」
驚きの声をあげ振り返る。驚くのも無理はないだろう。ここは、響のマンションであって、誉の家ではない。誉はまだ実家住まいなのだ。
「おかえりなさい」
「君は…」
「はい。高梨の娘です」
「なぜ君がここに?」
「それは…」
「俺をつけて来た?」
「…」
「何のようだ?」
「父からお話は…」
「教授から?何も聞いてないが?」
「父が誉さんのお父様にお話したはずですが…」
「?お見合いの相手は君か?お見合いの話は丁重にお断りした」
「そんな…私はずっと誉さんが…」
その時、第三者の声が割って入った。
「ここで何してるんだ?」
「あっ、響。ちょうどいいところに。高梨さん。改めてお断りする。響行こう」
呆然と立ち尽くす高梨を放置し、二人はエントランスを入った。
「誉さん」と女性に呼ばれた。
「えっ?」
驚きの声をあげ振り返る。驚くのも無理はないだろう。ここは、響のマンションであって、誉の家ではない。誉はまだ実家住まいなのだ。
「おかえりなさい」
「君は…」
「はい。高梨の娘です」
「なぜ君がここに?」
「それは…」
「俺をつけて来た?」
「…」
「何のようだ?」
「父からお話は…」
「教授から?何も聞いてないが?」
「父が誉さんのお父様にお話したはずですが…」
「?お見合いの相手は君か?お見合いの話は丁重にお断りした」
「そんな…私はずっと誉さんが…」
その時、第三者の声が割って入った。
「ここで何してるんだ?」
「あっ、響。ちょうどいいところに。高梨さん。改めてお断りする。響行こう」
呆然と立ち尽くす高梨を放置し、二人はエントランスを入った。