オフィスラブは突然に〜鬼部長は溺愛中〜
「あっ、響と会った事ある?」

「はあ…」楓は、よく見ると響に似ているけれどかなり軽い感じの誉にある意味衝撃を受けていた。

「響のお兄ちゃんです。よろしくね」

「…柚の兄の楓です」

「楓くん男前だね〜柚ちゃんといたらカップルに見られそう」

「椎名さんは、響さんと随分雰囲気が違いますね」

「そう?あっ、俺の事も誉でいいからね。近々、親戚になるかも?だし」

「は、はあ…」

「じゃあ、またね」

 言いたい事だけ言って帰って行った。

「柚、響さんのお兄さん?」未だ信じられず、いや信じたくない思いから確認する。

「うん。誉さん、先生なんだけど間違いなくお兄さん」

「何の先生?」

「病院の…」

「お医者さん⁉️ホストって言われたほうが納得する…」

「私が倒れたとき、響さんが連れて行ってくれたのが、誉さんの病院だったの」

「…チャラい…医者…」心の声がダダ漏れだった…

 




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