イケメン総長は、姫を一途に護りたい
「光さん、ごめんなさい。でも、わたしはなんともありません…!千隼くんが守ってくれて…」
「…緒方が?」
光さんが、千隼くんに目を向ける。
すると千隼くんは、なにも言わずにわたしのもとから離れた。
「待って、千隼く――」
「咲姫!念のため、保健室で診てもらったほうがいいっ」
千隼くんのところへ向かおうとするわたしの腕を光さんがつかんだ。
でも、わたしはその手を振り解いた。
「わたしは大丈夫です。でも、千隼くんのほうが…」
わたしは、千隼くんに駆け寄る。
そして、後ろから首元の襟足をかけ分けた。
「…咲姫、なにすんだよっ!」
拒む千隼くん。
だけど、一瞬顔を歪めたかと思ったら、その場にしゃがみ込んでしまった。
「…無理に動いちゃダメだよ!だって千隼くん、…ケガしてる」
「…緒方が?」
光さんが、千隼くんに目を向ける。
すると千隼くんは、なにも言わずにわたしのもとから離れた。
「待って、千隼く――」
「咲姫!念のため、保健室で診てもらったほうがいいっ」
千隼くんのところへ向かおうとするわたしの腕を光さんがつかんだ。
でも、わたしはその手を振り解いた。
「わたしは大丈夫です。でも、千隼くんのほうが…」
わたしは、千隼くんに駆け寄る。
そして、後ろから首元の襟足をかけ分けた。
「…咲姫、なにすんだよっ!」
拒む千隼くん。
だけど、一瞬顔を歪めたかと思ったら、その場にしゃがみ込んでしまった。
「…無理に動いちゃダメだよ!だって千隼くん、…ケガしてる」