イケメン総長は、姫を一途に護りたい
そう言って、ウインクをしてみせる校長先生。


「…えっ!千隼くんと…!?」

「そうよ。そうすれば、緒方くんもあなたのことを見守りやすいでしょ。それに、そうでもしないと、慧が文句言ってきそうだし」


どのクラスになるんだろうとドキドキしていたけど、知った顔の千隼くんといっしょなら…うれしい。


「緒方くんがそばにいるから、大丈夫だと思うけど…」


ふと、校長先生がポツリと呟いた。


「もし、ウチの生徒になにかされたら、私に言いつけにきなさいっ。すぐにシメてやるから♪」


満面の笑みで、そう答える校長先生。


だけど、元レディース総長の先生の口から、『シメてやる』という言葉が出てくると…。

…たとえ冗談だったとしても、本当にそうしそうでちょっとこわいっ。



そのあと、担任の先生を紹介された。
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