総長、私のリボンほどいて。🎀

 私はカーテンの留め金を外して中に隠れる。

「B組も誰もいねぇか」

「いや、待て。カーテン」

 私の顔が青ざめていく。

 あ……、バレて……。

 男の子達の足音が近づいてくる。

 シャッ!
 カーテンが開いた。

 水色の髪の男の子とピンク髪の男の子…。

 2人とも黒マスクして、
 氷雅(ひょうが)お兄ちゃんと同じ書庫蘭(しょこら)高校の制服着てる…。

「両足見えてるよ~」
「黒髪ちゃん」
 水色の髪の男の子が楽しそうに笑う。

「俺は速水(はやみ)で」
「こっちは桃原(ももはら)
「悪いけど鞄見させてもらうね」
 速水(はやみ)くんがそう言うと、

 桃原(ももはら)くんが私の鞄の左脇ポケットから黒い物を取り出す。

「あー、確定しちゃったね」
星野(ほしの)ありすちゃん」

「なんで私の名前…」
 速水(はやみ)くんに尋ねると、

 桃原(ももはら)くんが私に黒い物を見せつけながらクールに笑う。
「この盗聴器で丸聞こえだったからな」
< 181 / 480 >

この作品をシェア

pagetop