総長、私のリボンほどいて。🎀


 凍るような寒さ…。

 え…冬の夜?

 倒れた小さな私に多数のバイク…?

 周りには暴走族達が倒れて…。

 なんで?
 一体何が……?

 黒髪の男の子が近づいて来た。
 男の子は背が高く、パーマをかけたショートボブの髪型をしている。

「素晴らしい」

 誰?
 俺様で荒い感じ…。

「気に入った」
「お前、俺の物になれ」

 ぶわっ。
 黒い翼の羽が降り注ぎ、男の子の姿が見えなくなった――――。
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