総長、私のリボンほどいて。🎀
「…え、え、何それ尊すぎない? 超可愛い!」
夕日ちゃんのテンションが爆上がりした。
「…昨日、そんなに激しかったんだ?」
私の顔がボッと熱くなる。
こんなこと聞いていいのか分からないけど、勇気出そう。
「あ、あの、夕日ちゃんは夜野くんとはどこまで……」
「…ん? 最後までだよ」
私は両目を見開く。
「え?」
「…え?」
「最後?」
私は聞き返す。
「…うん、最後」
“最後まで”ってなんだろう……。
「…とにかくさ、恥ずかしいとは思うけど正直に話してみたら?」
「…怜王なら絶対分かってくれると思うよ」
「うん、夕日ちゃん、ありがとう」