総長、私のリボンほどいて。🎀
*
「はぁっ、はぁっ…」
電車に乗って15分後。私は月沢くんのマンションの部屋の前にいた。
「月沢くん、いる!?」
部屋に向かって叫ぶも何も返って来ない。
私はドアノブを回してみる。
ガチャッ。
え?
なんで開いて――――。
扉を開けると玄関から居間まで空になっていた。
え、空?
嘘、だよね?
「ありす!」
氷雅お兄ちゃんが松葉杖を突いて玄関に入って来た。
私は振り返ると驚く。
「え、氷雅お兄ちゃん…? なんでここに…いるの?」
「病院から抜け出して来た。さっき怜王とここで別れた」
え……。
「氷雅お兄ちゃん…知ってたの?」
「あぁ」
「なんで教えてくれなかったの!?」
「はぁっ、はぁっ…」
電車に乗って15分後。私は月沢くんのマンションの部屋の前にいた。
「月沢くん、いる!?」
部屋に向かって叫ぶも何も返って来ない。
私はドアノブを回してみる。
ガチャッ。
え?
なんで開いて――――。
扉を開けると玄関から居間まで空になっていた。
え、空?
嘘、だよね?
「ありす!」
氷雅お兄ちゃんが松葉杖を突いて玄関に入って来た。
私は振り返ると驚く。
「え、氷雅お兄ちゃん…? なんでここに…いるの?」
「病院から抜け出して来た。さっき怜王とここで別れた」
え……。
「氷雅お兄ちゃん…知ってたの?」
「あぁ」
「なんで教えてくれなかったの!?」