総長、私のリボンほどいて。🎀
ブチッ。
え、電話切られちゃった…。
なんで隣の部屋?
「あ…」
もしかして――――。
私は立ち上がり、部屋から出て玄関まで走る。
そして靴を履き、玄関の扉を開け、外に出た。
きちんと扉を閉め、隣の部屋まで走っていく。
え、扉、少し開いて…。
私はドアノブを引き、扉を開けた。
黒有栖と背中に白い字で書かれた黒の特攻服が両目に映る。
「月沢…くん?」
これは…夢かな?
だって月沢くんが黒有栖の特攻服着て、ここにいるはずないもん。