(続編)俺について来い〜俺様御曹司は生涯の愛を誓う
「失礼なことばかり申し上げて失礼致しました」

「あっ、いいえ」

「では別室をご用意致しますのでこちらでお待ちください」

「はい」

金山はエレベーターで上の階に登った。

静香は自分が俺の妻だと言う事に責任感を感じ始めていた。

「私は真壁さんに迷惑ばかりかけている」

私はふらっと会社を出て、歩きはじめた。

なんか頭の中がごっちゃになって、その場にしゃがみ込んでしまった。

涙が出て来てどうしていいか分からなくなった。

その時、真壁さんに言われた事を思い出した。

「困った事があったらスマホに必ず連絡して」

そうだ、スマホ。

えっ、スマホが無い、バックをガサガサ探したけどやっぱり無い。

どこに落としたんだろう。

周りを見回しても誰もいない、見た事がない景色で、
どっちに行けばいいかわからない。

会社は大きいビルだった。

それらしき大きい建物も見当たらない。

どうしよう。
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