一途なイケメンくんととろけるくらいに甘いキスを



「そうだ、今度俺ん家来ない?」


「琥珀くんのお家?」


「あぁ。夏休みに付き合ってくれたお礼がしたい」



琥珀くんにそう言われた。


きっと付き合ってくれたていうのは、琥珀くんの実家のようなところでもある児童養護施設に行ったこと。


お礼なんて別にいいのに。


でも、琥珀くんの住んでいるお家には行ってみたいと思った。



「行く!行ってみたい!」



琥珀くんはどんな部屋に住んでいるんだろう。


お家での琥珀くんはどんな感じなんだろう。


すごく気になる。



「じゃあ今週末、ここで待ち合わせな」



いつも通り、待ち合わせは学校前。



「うん、わかった」


「ん」



すると琥珀くんが立ち止まる。


そして、手を差し出された。


これは……繋ごうって意味、かな?


差し出された左手に、そっと右手を重ねる。


私の判断はあっていたみたい。


手を重ねるとギュッと握ってくれた。





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