モテすぎる先輩からめちゃくちゃに愛されたい
ー…結城渚先輩。
私の1個上の先輩で……私の好きな人。
渚先輩はいつもダルそうにするけどモテモテで、ちょーーーイケメン!
「お前さぁ…はぁ、言うのも面倒くせぇわ」
私を視界に捉えて5秒も経たないうちにスルーする。
えぇぇぇ!
ちょっと待ってよぉ。
先輩はいつも冷たすぎる!
なにをどうしても無愛想で、笑った顔なんて全然みたことない。
「おはようの一言ぐらい言ってくださいよ〜」
置いてかれないように必死に隣に並ぶ。
先輩は私よりも全然背が高くて、たぶん175センチ以上あると思う。
頑張って見上げないと目が合わないから大変。
無表情のその顔もやっぱりカッコいいなぁ。
軽くセットされた黒髪。
キリっとした二重に、高い鼻。
薄い唇もプルプルで私でさえも羨ましく思える透き通った肌。
「完璧な顔」とは、もはやこのこと。