モテすぎる先輩からめちゃくちゃに愛されたい
はぁー結局いつもと同じ。

毎日スルーされては冷たい言葉を吐かれての繰り返し。


わたしはこんなにも先輩のことが好きだって言うのに。



ただただ、その大きな背中を見つめるばかり。


「渚先輩…」


私が名前を呼んでることなんか気にも止めませんよね。

そりゃそうだよ…だってイヤホンしてるんだもん。



先輩がスタスタと先を歩くたび、わたしと先輩の距離はどんどん離れていく。




自由が奪われるタイムミリットまであと3ヶ月ちょっと。



一体どうしたら先輩は振り向いてくれるんだろう……。


学校に着くまでのあとちょっとの道のりでそんなことを考えはじめた。



そもそも、私が先輩を好きになった理由はー…



< 6 / 203 >

この作品をシェア

pagetop