エリート御曹司は独占本能のままにウブな彼女を娶りたい
煌斗の愛車に荷物を積み込むと、優杏を助手席に乗せてから煌斗も乗り込んだ。
やっとふたりだけの空間だ。
「優杏。君の気持ちも変わっていないと信じている」
「私には、あなただけ」
煌斗は、迷いのない優杏の言葉がなによりも嬉しかった。
「もう、後悔したくないんだ。これからはずっと離さない」
「嬉しい……」
「結婚しよう。もう待てない」
煌斗はそっと優杏を抱き寄せて、頬にキスをした。
優杏の目から、一筋の涙が流れたからだ。
それから煌斗は優杏にゆっくりと口づけた。
それは永遠を誓うような、優しく温かいキスだった。
「行くぞ」
「はい」
煌斗はエンジンボタンを押して、ゆっくりとアクセルを踏み込んだ。
愛車は静かに走り始める。
それは今日から始まるふたりの人生のスタートだった。


