私、拾われました!
「なんだ!
美琴も俺とデートがしたかったのか!!」



いや、デートをしたのは借りがあるからで……なんて口にしたらいけない気がして黙り込む。



「……」

「恥ずかしがらなくて良いんだぞ!!」

「そういう訳じゃ……」

「まあ、良いや。
美琴の好きな店に行くぞ!!」



何故かご機嫌になった久遠の後を付いて行き、車に乗り込んだ。



「〇〇〇まで行って」



とりあえず、私の行きたい店に行ける事に決まりホッと溜息を漏らす。
< 270 / 437 >

この作品をシェア

pagetop