辺境に追いやられた伯爵令嬢は冷徹な王子に溺愛される
そんな私たちのもとへ、コレットさんが追いつき私の肩を抱き寄せる。
「今は誰も会うことが許されないんだよ。全く意識がないから」
昨日、ぎりぎりの状態で私のできる限りの治癒を施したつもりだったが、やはり全く足りなかったのだろう。自分の力不足を思い知らされ涙が滲む。
そんなとき、少しだけ扉が開いて私は顔を上げた。
そこには以前お会いしたマルク様が私を見下ろしていた。
「フェリーネ、入りなさい」
その言葉に警備兵が驚いたように目を見開く。
「彼女は治癒魔法の持ち主だ。少しでも手伝ってもらいたい」
その言葉に私は涙を拭うとアンネをコレットさんに頼もうと振り返った。
しかし、その少しの隙間を通りアンネが先に部屋へと入ってしまう。
「アンネ、ダメよ!」
「今は誰も会うことが許されないんだよ。全く意識がないから」
昨日、ぎりぎりの状態で私のできる限りの治癒を施したつもりだったが、やはり全く足りなかったのだろう。自分の力不足を思い知らされ涙が滲む。
そんなとき、少しだけ扉が開いて私は顔を上げた。
そこには以前お会いしたマルク様が私を見下ろしていた。
「フェリーネ、入りなさい」
その言葉に警備兵が驚いたように目を見開く。
「彼女は治癒魔法の持ち主だ。少しでも手伝ってもらいたい」
その言葉に私は涙を拭うとアンネをコレットさんに頼もうと振り返った。
しかし、その少しの隙間を通りアンネが先に部屋へと入ってしまう。
「アンネ、ダメよ!」