辺境に追いやられた伯爵令嬢は冷徹な王子に溺愛される
嫌がるアンネを床に下ろすと、そっとアレックス様の手に触れる。
「私の治癒と、フェリーネの薬草でこれでも随分よくなったんだ」
マルク様の言葉に私はそっと彼の気を感じるために目を閉じる。
ほとんど感じられない魔力と弱っている脈。まだ昨日、治癒魔法を施したばかりで、どこまで魔力と体力が持つかわからない。
しかし、このままではアレックス様の命は危ないだろう。
ゆっくりと毒の中心を捜し、そこから治癒を施していく。あまりの酷さに額に汗が流れる。
「うっ……」
その時、うめき声のような声とともに、アレックス様の瞳が少し開く。
「フェリ……」
私の顔を確認したのか、掠れた声で呼ばれ私は彼の名前を呼ぶ。
「アレックス様! 大丈夫ですか」
「とーたま?」
「私の治癒と、フェリーネの薬草でこれでも随分よくなったんだ」
マルク様の言葉に私はそっと彼の気を感じるために目を閉じる。
ほとんど感じられない魔力と弱っている脈。まだ昨日、治癒魔法を施したばかりで、どこまで魔力と体力が持つかわからない。
しかし、このままではアレックス様の命は危ないだろう。
ゆっくりと毒の中心を捜し、そこから治癒を施していく。あまりの酷さに額に汗が流れる。
「うっ……」
その時、うめき声のような声とともに、アレックス様の瞳が少し開く。
「フェリ……」
私の顔を確認したのか、掠れた声で呼ばれ私は彼の名前を呼ぶ。
「アレックス様! 大丈夫ですか」
「とーたま?」