辺境に追いやられた伯爵令嬢は冷徹な王子に溺愛される
このような体調のアレックス様に何かあってはと、私がアンネを捕まえようとすると、アンネはコテンと自分も横になり、ギュッとアレックス様に抱きつく。

「おとーたま、すぐにいっしょにあそぶの」
そういうとアンネの周りが金色の光で包まれる。
「これは……」

動物や蝶たちの時も光が包むが、それ以上の光が包むと、アレックス様の皮膚の色が見る見るうちに戻っていく。

私はもちろん、マルク様も、そしてアレックス様本人も驚きが隠せないようで動きを止める。

見る見る皮膚の色が正常に戻っていく。
そして、アンネが放つ光がおさまると同時に、アレックス様が手を握ったり、開いたりする。

「これは……」
俄かに信じがたいその光景に、しばし呆然とするもアンネがニコニコと笑う。

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