辺境に追いやられた伯爵令嬢は冷徹な王子に溺愛される
Side フェリーネ
「キャー!」
目を開けた私は、耐えきれず声を上げていた。床で眠っていたはずなのに、なぜか温かい、そう思ってはいた。
しかし、まさか目の前に綺麗な顔があるなど想像もしていなかった。
「なんだ、騒がしいな」
まだ寝ぼけているのか、アレックスさんが目をこする。
「ど……どうして……」
まだ現実が受け入れられず、わなわなと震えながら身体を起こすと、あろうことか彼は私の腕を引く。
「昨日の毒がまだ抜けていないかもしれない。もう少しだけ眠らせてくれ」
私を一緒に毛布の中に囲い入れようとする彼を、私は慌てて力任せに押し返すと、彼がウッと声を上げた。
病み上がりに強く押しすぎただろうか。そう思い急いで彼の顔をのぞけば、クスリと意地悪そうに笑われた。
「キャー!」
目を開けた私は、耐えきれず声を上げていた。床で眠っていたはずなのに、なぜか温かい、そう思ってはいた。
しかし、まさか目の前に綺麗な顔があるなど想像もしていなかった。
「なんだ、騒がしいな」
まだ寝ぼけているのか、アレックスさんが目をこする。
「ど……どうして……」
まだ現実が受け入れられず、わなわなと震えながら身体を起こすと、あろうことか彼は私の腕を引く。
「昨日の毒がまだ抜けていないかもしれない。もう少しだけ眠らせてくれ」
私を一緒に毛布の中に囲い入れようとする彼を、私は慌てて力任せに押し返すと、彼がウッと声を上げた。
病み上がりに強く押しすぎただろうか。そう思い急いで彼の顔をのぞけば、クスリと意地悪そうに笑われた。