辺境に追いやられた伯爵令嬢は冷徹な王子に溺愛される
「それならば俺の婚約者として今度行われる舞踏会に出て欲しい。そこには国王はもちろんサバティーニ伯爵、そしてソフィア嬢もくるだろう」
私の出自を話すつもりだったが、不意にサバティーニという言葉が出て表情が強張る。
その表情にアレックス様のシルバーブルーの瞳が、心配そうに揺れるのがわかった。
「いきなり元婚約者と言われていた人が来るパーティーなど気が進まないのは百も承知だ。しかし、グレッグがあの場に行ったこと、そしてフォルク殿がどうやら最近サバティーニと密会しているとの情報を得た」
まさかそこに父やソフィアが関与しているなどと思いたくはないが、あの人たちならばやりかねない。
もしもそうならば、私は伯爵令嬢というより、反逆者の娘という可能性もある。
私の出自を話すつもりだったが、不意にサバティーニという言葉が出て表情が強張る。
その表情にアレックス様のシルバーブルーの瞳が、心配そうに揺れるのがわかった。
「いきなり元婚約者と言われていた人が来るパーティーなど気が進まないのは百も承知だ。しかし、グレッグがあの場に行ったこと、そしてフォルク殿がどうやら最近サバティーニと密会しているとの情報を得た」
まさかそこに父やソフィアが関与しているなどと思いたくはないが、あの人たちならばやりかねない。
もしもそうならば、私は伯爵令嬢というより、反逆者の娘という可能性もある。