Cinderella ~これが私のシンデレラストーリー~
朝まで泣き続けて、今日からどう生きていけば
いいのかも分からないまま1日が始まる

おはようのメールもなく
夕方の仕事終わった!の連絡ももちろんない

これが今日からは当たり前になるのか、、、

どんなに会いたくなくても
寄り合いはあるし、たつき君は来る
今日からは先輩として付き合っていかなきゃいけない

どんな顔で話せばいいかもわからず寄り合いの時間になる

たつき君からは出来るだけ遠くに座った
声を聞いたら涙が止まらなくなりそうだったから
今日は終わったらすぐに帰ろう
って思っていたのに


帰ろうとしたら上の人に
「ちょ!ビール持ってきてや!」
と言われてしまいお酒を取りに給湯室に行き
人数分のお酒を用意して冷蔵庫を閉めると
そこにたつき君が立ってた

「俺のんもちょーだい」

「 、、、はい」

必死に涙を我慢して渡したら

「もう俺の前で泣くなよ。泣きたいのはこっちやって」

って言いながら私の顔をギューってして
涙をふいてくれて部屋に戻って行った

まさか過ぎる行動に私はビックリした
たつき君が言ってた意味もわからない

泣きたいのはこっち?

いやいや、振ったのはあなたでしょ?

何言ってるの?って感じだったけど
たつき君が変わらず優しくて
いつも通りに話しかけてくれたことが
すごく嬉しかった
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