クビになった聖女ですが、嫁ぎ先で真の力が目覚めたので第二の人生は幸せです なぜか辺境竜騎士様の溺愛が止まらないのですが!
「その、もう少し旦那様に触れてもよろしいでしょうか?」

 ピクリとデーセオは右眉を動かす。彼女は何を言っているのだろう。

「どういう意味だ?」

「その呪いが強すぎて、こちらから充分な力を送ることができないのです。ですから、もう少し触れさせてください」

「触れるというのは、具体的にどういうことをするのだ?」

「そうですね。旦那様と触れている面積が多ければ多い方が力を送りやすいのですが」

「こういうことか?」
 デーセオが再びレーニスを抱き締める。
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