クビになった聖女ですが、嫁ぎ先で真の力が目覚めたので第二の人生は幸せです なぜか辺境竜騎士様の溺愛が止まらないのですが!
「俺たちだけで勝手に決められるような話しではないな。レーニスはきちんと伝えて、彼女の意思を確認したうえで、協力を頼もう」
 間違いなくレーニスは引き受けてくれるだろう。

「でしたら私は、レーニス様以外にも協力してくださるような聖なる力を持っている方を探してみましょう」

「心当たりはあるのか?」

「あると言えばある、無いと言えば無いのですが」

「相変わらずはっきりしない男だな」
 あなた様ほどではございませんよ、と心の中で悪態をついているティメルであるが、以前、むしろレーニスがデーセオと手紙のやり取りをしているようなときに聞いていた話を思い出していたのだ。

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